倉庫内で雨戸の塗装作業を進めました

今日は現場が雨の予報だったため、倉庫に持ち帰っていた雨戸の塗装作業を進めました。
屋外ではなかなか落ち着いて作業しにくい工程も、倉庫内であれば天候に左右されず丁寧に仕上げられるので、こういう日は少し腰を据えて細部まで向き合える時間になります。
今回の雨戸は段差が比較的大きい造りだったため、吹き付け塗装との相性が良く、作業も順調に進みました。
段差の形状によって塗料の乗り方や吹き付けのリズムも変わってくるため、実際に作業をしながら最適な距離感や角度を微調整して仕上げています。

 

まずは錆止め塗装でしっかりと下地を整えます

 

 

最初の工程は錆止め塗装です。
今回使用した錆止めは「スーパーボーセイ」。金属部材の雨戸を長期間安心して使っていただくためには、この工程が特に重要になります。
吹き付けの際は、塗料の厚みを均一に保ちつつ、細かい溝にも確実に入るよう、角度を変えながら丁寧に作業を進めました。
錆止めの段階でしっかりと膜厚を確保しておくことで、後の仕上がりにも影響が出ますので、一つ一つの動作に気を配りながら仕上げています。

 

中塗りで色と膜厚を整え、仕上がりの下地を作る

 

 

錆止めがしっかり乾いた後は、中塗りの工程へ進みました。
使用した塗料は「セミフロンスーパーマイルド」。耐久性が高く、長持ちする塗膜が得られるため、雨戸のように動きや摩耗が多い部分にも安心して使える塗料です。
中塗りでは、仕上がりの艶や色味が自然に見えるよう、塗料の厚みと塗り斑のバランスに注意しながら吹き付けをしています。
厚すぎても垂れやすく、薄すぎると耐久性が落ちてしまうため、職人の感覚が問われる工程でもあります。
倉庫での作業ということもあり、周囲を気にせず集中して作業できたので、予定よりも安定した状態で進行できました。

 

仕上げの上塗りは現場作業の合間で行う予定です

今日は中塗りまでの完了となりましたが、雨戸は仕上がりの状態が大きく変わる部材でもあるため、上塗りの工程も時間をかけて美しく整えていきます。
現場作業の合間を見ながら、最良のタイミングで上塗りを進める予定です。
天候や現場状況に左右されながらも、こうして倉庫作業を組み合わせることで、全体の工程を滞らせることなく進めることができます。
仕上がりの美しさにも関わる大切な部分なので、焦らず丁寧に進めていきます。

現場管理担当者：長町