【高松市太田上町】屋根の上塗り|外壁リフォームならユウ建装
屋根の上塗り作業 — 無機塗料で耐久性を高める
本日は、屋根の上塗り作業をメインに進めました。
使用した塗料は「セミフロンスーパールーフ」という無機塗料で、色は濃いグレーです。
無機塗料は紫外線や雨風に強く、耐候性に優れているため、長期間美しい状態を保ってくれます。
今回はお施主様のご希望で、外壁との色のバランスを考えた落ち着いた濃いグレーを選びました。
朝から日差しが強く、屋根の上は足を置くだけでも熱が伝わってくるような暑さでした。
塗料の乾きも早く、普段よりもスピード感を持って塗らなければなりません。
ただ、急ぐと塗りムラや継ぎ目が出てしまうため、塗布する量やローラーの動かし方を微調整しながら進めます。
乾燥が早い日は、同じ面を二度触らないよう意識して、塗料がまだ柔らかいうちに均一な仕上がりに持っていくのがポイントです。
屋根は外壁よりも直射日光や雨風の影響を強く受ける場所です。
そのため、塗膜の厚みや均一さは見た目以上に耐久性に関わってきます。
特に今回は無機塗料の性能を最大限に引き出せるよう、塗布量の規定を守り、塗り残しのないよう慎重に進めました。
濃いグレーの屋根は、青空の下で引き締まった印象になり、建物全体の雰囲気もぐっと落ち着きます。
軒樋とシャッターBOXの上塗り — 自然な艶感に仕上げる
屋根の上塗りが終わったあとは、軒樋とシャッターBOXの上塗り作業に取りかかりました。
こちらは「セミフロンスーパーマイルド」という弱溶剤型の無機塗料を使用しています。
色は焦げ茶色で、5分艶仕上げ。
強い光沢ではなく、自然な落ち着きのある艶感が特徴です。
外壁や屋根の色との調和を意識しながら、全体にまとまりのある印象を与えます。
塗装方法はローラーと刷毛を併用し、継ぎ目や段差が出ないよう「面で仕上げる」ことを意識しました。
ローラーの継ぎ目が目立たないようにするためには、最後のひと撫でまで気を抜かないことが大切です。
特にシャッターBOXは細かい凹凸や角が多く、光の加減で塗りムラが見えやすい部分でもあります。
そのため、刷毛で細かい部分を押さえつつ、ローラーで全体の面を均一に整えていきました。
軒樋は家の外観を大きく左右する部分ではないと思われがちですが、実は建物全体を引き締める重要な要素です。
焦げ茶色に仕上げることで、白やグレーの外壁ともしっかり馴染みつつ、落ち着いた存在感を出すことができました。
付帯部の仕上がりが良いと、遠くから見たときにも全体がきれいにまとまって見えます。
暑さとの戦いと作業の工夫
今日はとにかく暑さとの戦いでした。
屋根の上は地面よりも温度が高く、踏みしめる足場板も熱くなっていました。
塗料の乾燥が早い日には、塗布する順序や面積の分割方法を普段以上に考えます。
例えば、広い面を一気に塗り切るのではなく、細かく区切って塗ることで、乾く前に仕上げを整えることができます。
また、一人での作業では道具の準備や片付け、塗装後の確認まで全て自分で行います。
そのため、材料や道具の置き場所も効率を考えて配置し、無駄な移動がないようにしています。
現場ごとに条件が違うので、その日の気温や風向き、日差しの強さによっても作業の進め方は変わります。
こうした小さな工夫が、仕上がりの質を大きく左右します。
明日の予定と仕上げに向けて
本日の作業は予定通り順調に進みました。
屋根や付帯部の上塗りが終わったことで、建物全体の印象がかなり整ってきたと感じます。
明日はベランダの防水作業と、残っている付帯部の塗装の続きを行う予定です。
防水工事は見た目だけでなく建物の寿命に直結する重要な作業ですので、こちらも丁寧に仕上げていきます。
完成が近づくにつれて、細部の美しさや仕上がりの精度が全体の印象を決めます。
最後まで気を抜かず、一つ一つの工程を確実に終えていくことで、長く安心して暮らせる住まいをお届けできると考えています。
現場管理担当者:長町
